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ベンツ・キャンターのブルーテック(BlueTEC)とは?アドブルー(AdBlue)の料金

      2016/06/02

ベンツキャンターについている
ブルーテックとは?
アドブルーの1リットルあたりの料金は?

BlueTEC

三菱ふそうでは「ブルーテックキャンター
ベンツでは「ML35 ブルーテック
G350 ブルーテック」などと
呼ばれているブルーテックとはなんなのか具体的に

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ブルーテックとは

ブルーテック(BlueTEC)とは
尿素SCRシステムのことを示します。

具体的にご説明すると
ダイムラー社(ベンツ)が開発したシステムで
トラックから排出される排気ガスを
綺麗でクリーンにする機能のことです。

ディーゼルで走る乗用車の
大きな問題点は排気ガスでした。

時代の変化とともに
どんどん排気ガスの規制も厳しくなり、
昔のトラックにもなると
基準値以上の排気量によっては
走行もできない車種もあります。

排気ガスに含まれる
PM(微粒子状物質)NOx(窒素酸化物)
人体に有害だとされるものがあり、
これらを分解するのが
ブルーテック」なわけです。

ブルーテックの仕組みや浄化率

まずブルーテックを導入している車は
アドブルーという尿素水溶液を入れるタンクが
給油口の横にあります。
(画像はこちら

このアドブルーに含まれるアンモニアが
内部で噴射され、
排気ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)と
化学反応を起こし、
無害な窒素と水に分解されます。
(画像はこちら※(株)ヤナセ参照

分解率は80%となっており、
NOx(窒素酸化物)の大幅な削減率で
世界一クリーンとも言われております。

 

アドブルーの値段

1リットルあたり
80~90円程度で場所により価格変動あり

全国で1500箇所以上の補給場所があります。

だいたい1000km前後で1リットルの
アドブルーが消費されますが、
これも車種により変動があります。

トラックは10年ぐらい乗ると
燃費は10%程度悪くなるので、
長く乗るならアドブルーを購入した方が
経済的でお得です!

 

ブルーテックのメリット・デメリット

【メリット】

燃費への影響が少ない
長年運転していると、
車の燃費は新車時と比べて
燃費効率が低下してきますが、
それがほとんどなくなります!

ランニングコストが抑えられる
燃費への悪影響が少ない為、
アドブルーのコストを差し引いても
長い目でみればお得です!
【デメリット】

積載量の減少
アドブルー用のタンクや
ブルーテックのシステムを搭載する分、
内蔵する機械が多いので、
積載量が通常の車より少ないです。

エンジンが始動できなくなる
アドブルーのタンクが空になると
エンジンの始動ができなくなる構造のため、
アドブルーがなくならによう
気をつけなければなりません。
以上のことが例にあげられます。

日本の動向としては
日本のメーカーがアドブルーの
スペースを嫌う傾向にあるようですが、
欧州メーカーでは燃費を優先しているようです。

長距離を運転する物流・運送業界は
将来的に経済的なので
検討してみてはいかがですか?

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