三菱ふそうで最近標準化されているINOMAT(イノマット)とは?
2016/06/02
三菱ふそうのトラックで最近
標準化されていきているシステム
INOMAT(イノマット)とは?
三菱ふそうトラック・バスで
搭載されているトランスミッション
INOMATについてわかりやすく解説します。
トラックには標準化されてきていますが、
その機能やメリットは。。。
INOMAT(イノマット)とは
INOMAT(イノマット)は
三菱ふそうのトラックに搭載されている
トランスミッションの名称です。
現在は「INOMAT-Ⅱ」という
モデルで搭載されています。
自社のマニュアルトランスミッションを基に、
コンピュータ制御によって
自動変速させる機能を持ち、
安全性の向上と運転操作を簡単にすることが
可能になりました。
簡単に言うとセミオートマとほぼ同じ
状態で運転ができるようになっています。
2ペダル式になり、
AT限定免許も対応しています。
主に三菱ふそうの
トラックに搭載されていますが、
成田空港のターミナル循環バスにも
採用されています。
.
INOMAT(イノマット)のメリット
.
■AT限定免許でも運転できる
上記の説明通り2ペダル式なので
AT限定も対応です。
経験が浅くても比較的 簡単に運転できます。
■運転操作にかかるストレス軽減
発車・停車のクラッチ操作が不要で、
スムーズに発進・停車できますので
余計な わずらわしさがないです。
■燃費性能の向上
ドライバーの運転技術に依存しないで
燃費に個々のバラつきが生まれず、
変速時の余計な燃費ロスが減るので
省燃費化になります!
.
INOMAT(イノマット)の搭載車一覧
中型トラック
ファイター INOMAT-Ⅱ(6速)
6段階のギアがあります。
変速時のショックが少なくなっており、
積荷にかかる負担と
ドライバーにかかる負担が軽減されます。
大型トラック
スーパーグレートV
INOMAT-Ⅱ(12段)
大型トラックは12段と多段数になり、
変速操作が多くなる分、
さらなる省燃費性能を発揮します。
また、安全走行に役立つ
シフトダウンブレーキ機能も標準で
装備されています。
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三菱ふそうの販売する小型トラック
「キャンター」にも以前は
INOMATが搭載されていましたが、
更に違う種類の「DUONIC (デュオニック)」
というトランスミッションになっています。
※DUONIC (デュオニック) に関してはこちら
以上、
参考になれば幸いです。