重量超過の大幅処罰強化で高速が割引停止に/通行道路の限定化も車両重量によっては実施される!?
重量超過の大幅処罰強化で割引停止に/
この先、通行道路の限定化も
車両重量によっては実施されるかも!?
トラックの大幅な過積載の件数が増え、
その結果 処罰の強化が行われ、
即時告発という処置になっていましたが、
さらに処罰が強化される来春からは実施される
見通しになることがわかりました。
その内容とは…
そもそも告発・不起訴とは
ちょっと難しい言葉になるので、
わかりやすくザックリの内容になりますが、
制限の2倍以上の重量超過で
トラックドライバーとその運営会社は
即時告発という処分になっていました。
過積載などによる2倍以上の重量超過は
悪意・悪質であり、犯罪に値するとされます。
なので、告発されると警察関係者(検察とか)に
重量超過(犯罪があったとみられます)のことを
「捜査してください」と報告されます。
その報告をされると裁判になるかどうか
捜査の結果によって決まります。
捜査をした結果が、
「下請けいじめ」や「パワハラ」などの
仕方のない なんらかの理由で考慮される
場合もあります。
※下請けいじめについてはこちら
ここで起訴となると裁判になりますが、
不起訴になると裁判にはかけられず、
前科にもなりません。
この不起訴の場合でも、
高速道路利用における割引が停止されることが
発表されました。
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重量超過の大幅処罰強化で
不起訴の場合でも割引停止に
今までは即時告発と変わりませんが、
“その後”の対応が変化し、
処罰の強化がされたということですね。
不起訴(裁判にならず罰則がなくても)でも
高速道路を利用する際の料金で、
多頻度利用の場合でも、
大口ユーザーでも関係なく
割引停止となる処置が加えられました。
「重量超過違反が後を絶たず、
道路を著しく劣化させる要因」
として、高速道路株式会社6社が発表しました。
2017年4月1日以降は、
不起訴になっても最低1ヶ月以上の
「一部割引停止措置」が告発された時点で
適用されることとなりました。
即時告発をするようになっても
重量超過・過積載が減らないので、
どんどん厳しく取り締まる流れに
なってきています。
気持ちはわからなくもないですが、
経営側がうまく健全に対応してほしいのが
正直なところですね汗
…
通行道路の限定化も
車両重量によっては
実施される!?
これは過積載などの違反問題は
直接関係してはいませんが、
間接的には関係している問題点でもあります。
物流効率を上げるためには
トラックの大型化や、
規制緩和などで対応が進んでいます。
一方、車両の重さが橋や道路の
劣化要因になっていることについて、
「走行できる重量を限定して
橋や道路への劣化影響を軽減すべき」
と 考えている割合が多いことが、
世論調査で判明し話題になっています。
この世論調査は政府が行っていて、
調査結果上位に
「重量限定化で走行道路の制限」
(回答者全体の 35.9%)
「橋や道路の劣化が発見され次第、都度補修」
(回答者全体の 31.1%)
「重い車両走行できるよう橋・道路の作り替え」
(回答者全体の 23.3%)
という意見が集計されました。
この結果次第では
政府がトラックを重量を制限して、
通れる道路の限定化を実施する未来も
あり得るかもしれなません。
これはかなりきつい条件になりそうですよね。
仮にもアクアラインのような橋が
限定化されてしまったとすれば、
ものすごく遠回りをしなければならず、
荷物を運ぶこともドライバーの体力的に
きつくなっていきます。
あくまでも極端な例ですが、
政府が行った世論調査というところが、
今後に響きそうな部分でもあります…
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トラックドライバーにとっても
快適な状況で気持ち良く働いてもらえるよう
健全な経営と企業の協力も得られるよう
なんとか国も働きかけてくれると
嬉しいですね。
良い方向に向かってくれることを
期待しています…
以上、
ご参考になれば幸いです。
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