あなたの知らないダンプの世界/種類豊富なダンプトラックの寸法や最大積載量/必要な免許や資格は?/
2017/05/30
あなたの知らないダンプの世界/
種類豊富なダンプトラックの寸法や最大積載量
/必要な免許や資格は?
ダンプ(dump)とは英語で
「どさりと下ろす」「どさりと落とす」
という意味があります。
荷台に積んだ砂利や石などを落とすことから
ダンプという言葉が使われていると言われています。
国内で最も普及しているトラックが
「ダンプトラック」「ダンプカー」です。
その特徴はや免許…
目次
ダンプトラック(ダンプカー)の特徴
ダンプの特徴はボディ(荷台)を
油圧で傾けて一度に積荷を落とす機能を
持ったトラックのことを示します。
固形産業廃棄物や土砂、肥料や木材チップ等を
運搬する際に無くてはならない存在です。
日本では道路交通法により“最大積載量”が
最大11tまでと定められています。
最大積載量が5tを越えるダンプカーには、
「自重計」と呼ばれる過積載を防ぐ為の
安全装置を装着することが
義務付けられています。
また、管轄する運輸支局や車輌の固有番号、
事業の種類をダンプの側面に
表示することも義務付けられており、
砂利販売業は「販」、
運送業は「運」、建設業は「建」、
廃棄物処理業は「他」で記されています。
ダンプの種類
◆深ダンプ
深ダンプとは深いアオリのダンプを全般的に言います。
このダンプは基本的に軽量だけどかさばるモノ
を運搬することが多いです。
(落ち葉・木材チップ・ゴミ等)
軽量なものでもこぼれないよう
深いアオリで抑えられているので、
かさばってもたくさん運ぶことができます。
別名、土砂禁ダンプとも呼ばれています。
あまり聞きなれないかもしれませんが、
かさばるモノで軽量物をたくさん運ぶので、
土や砂、石などの砂利を積み込むと
すぐに過積載になってしまいます。
※過積載についてはこちら
2016年度(現時点)の過積載ランキングトップ5/制限の2倍以上オーバーで告発となります
過積載によって
会社1つが潰れることもありますので、
過積載はかなり罰則が重いです。
そのため、深ダンプを運転する際は、
「土砂は運んでいません」と証明できるように
登録番号を荷台に示さなければなりません。
※深ダンプについて
深ダンプ(土砂禁ダンプ・清掃ダンプ)の特徴や必要な免許・資格は
ただ、国内では普及率も高く
活躍する場面の多いのがこの深ダンプになります!!
…
◆リアダンプ
小型・中型・大型問わず
日本で一番普及しているダンプです。
真後ろの方に荷台の箱が傾き、積荷を下す
最も一般的なタイプのダンプになります。
土砂や廃棄物、木材など、
積載t数範囲であれば運ぶものを選びません。
…
◆サイドダンプ
(画像はこちら)
左右側面に荷台の箱が傾くタイプの
ダンプカーになります。
道路の端の埋め戻しや、
一方通行での両面方向への砂利撒きなど、
リアダンプでは対応できない
制限された場所で力を発揮します。
リアダンプの左右版とイメージして
間違いないです。
◆三転ダンプ
(画像はこちら)
荷台の箱が真後ろにも左右にも傾けられる
リアダンプとサイドダンプの
両方の機能を兼ね備えたダンプです。
2つのダンプの上位変換版ですね。
※Lゲート(Fゲート)ダンプ
(画像はこちら)
アオリ(荷台の箱の後ろの排出口)が
荷台とフラットになるなるタイプのダンプで、
すべり台のようになるので
大きな岩や廃材等のつっかかりやすい積荷でも
スムーズに排出できるようになります。
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◆ファームダンプ
(画像はこちら)
主に飼料や肥料、流動物を運搬するのに
活躍するダンプカーです。
農作業などに使用され、
冬には除雪作業などにも使われており、
土砂禁止のダンプの一種です。
通常のダンプよりアオリが深く、
積荷がこぼれにくいのも特徴です。
…
◆重ダンプ
(画像はこちら)
「オフロードダンプ」「マンモスダンプ」
とも呼ばれています。
一般道路は走行せず、積載量は
20tから300tを超えることもあります。
ダム建設や鉱山など、
大規模な土木工事現場で使用されます。
とても大きいトラックなので、
作業現場に重ダンプの各パーツを運び
現場で組み立て重ダンプを完成させるので、
実際に見かけることは少ない。
…
ダンプトラック(ダンプカー)
に必要な免許・資格は
トラックの大きさによって必要な免許が違います。
◆普通免許
車両総重量5t未満/最大積載量3t未満
◆中型免許
車両総重量5~11t/最大積載量3~6.5t
◆大型免許
車両総重量重量11t以上/最大積載量6.5t以上
※旧中型免許
2007年(平成19年)6月1日以前に
普通免許を取得している場合は、
車両総重量8t未満/最大積載量5t未満
※旧普通免許
2017年(平成29年)3月12日以降に
普通免許を取得している場合は、
車両総重量3.5~7.5t/最大積載量4.5t未満
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以上、参考になれば幸いです。