トレーラーの特徴や必要免許・資格は?
2017/02/21
トレーラーの特徴や必要免許や資格は
トレーラーって割りと耳にすることありますが
実際どんなトラックか、
意外と知らない人もいたりします。
トレーラーってそもそも
トレーラーの特徴
トレーラーは荷台が大きく、
トラックの荷台では収まらない大きなモノや
より多くの荷物を運ぶことできる車です。
また、トレーラーは連結車体になっていて
荷物を運ぶ荷台の車体と運転席のある車体が
もともと別々になっています。
そもそも「トレーラー」と呼ばれているのは
荷台側の名称です。
トレーラーを引っ張る運転席側を
「トラクタ」といいます。
ですので大きい荷物を牽引して運転している状態です。
トレーラーはトラクタに牽引される為だけに
作られら車両なので、エンジンもありません。
トレーラー単体では自走できない状態なのです。
トレーラーとトラクタが
別々になっていることによって
一人の運転手が同じ軽油(燃料)の量で
たくさんの荷物が運べます。
もともと荷物を運ぶことに特化した
トラックの要望がトレーラーを誕生させました。
また、フェリーでの輸送はトレーラーのみ
下ろせば良いので、
トラックが陸上を迂回して
大回りで荷物を届けるより、
輸送コストが安く済んだりします。
さらに同じトラクターで
いろいろなトレーラーを牽引できる
設計になっているので
用途に応じた使い方ができます。
あとはトレーラーに重量税がかからない
といったことも魅力的な点で
全体的にかなりメリットがある車です!
トレーラーの種類
トレーラーには様々な種類があり、
形態ごとに分類されています。
●セミトレーラー
トレーラーの中で最も普及しているタイプです。
トレーラーの前荷重をトラクターが分担して
支える構造になっています。
(画像はこちら)
(画像はこちら)
●フルトレーラー
セミトレーラーのように
トラクターに支えてもらうのではなく、
トレーラー自身に荷重がかかるタイプです。
(画像はこちら)
電車のように連結して走るイメージですね。
左右に曲がるとトレーラーが振られるので
運転が難しいです。
●ポールトレーラー
ポールトレーラーは上記2種類とは
全然違う特殊な構造をもつタイプで
鉄骨やレール、建造物の壁や鉄道など
長くて分解できないものを
運搬するときに使われます。
積載物を跨いで連結するので
積載物によって長さも変えられるのが特徴。
(画像はこちら)
トレーラーの必要な免許・資格は
トラックの免許は必然的に必要です。
(中型免許 or 大型免許)
世の中のトレーラーのほとんどが
大型になるとは思います。。。
それに加えて、
トラクターがトレーラーを
けん引する状態となるため、
高い運転技術が必要となります。
そのためトラックの免許とは別に
「けん引免許」が必要になります。
重量によって異なるけん引免許があるので
それにあった免許を取得しなければなりません。
●けん引免許
トラクターの後ろに750kgを越える
貨物トレーラー(キャンピングカーも含む)等の
車両を連結し、引っ張りながら(けん引)運転する
場合に必要な免許になります。
●けん引二種免許
けん引免許を営業用で使用するトレーラーバスや
連結バスに使用される免許になります。
客席と運転席の車両が分離されて
別々の車両に設けてある車両を対象とされています。
(画像はこちら)
現在はほとんど運行されていないため、
よっぽどのことがない限りは取ることはない、
ちょっと珍しい免許ですね。
上記2つは
四輪の運転免許がないと取得できません。
また、視力条件が普通免許より厳しくなり、
「両目0.8以上、かつ片目0.5以上」が
必要条件となります。(めがね・コンタクト可)
それらに加え、深視力の試験も行われます。
2.5メートル離れた位置に
棒が3本並んでおり、
真ん中の棒は左右の棒より
奥にあるか手前にあるかを誤差2cm以内で
見分けられるか判断をするテストになります。
これが結構大変で、
影や背景などの障害物がなにもない条件下で
行われる試験になりますので、
視力てすとは「面」で行われますが、
「奥行き」の判断になると
難しいと感じる人も多いようです。
試験内容は全部で12時間になります。
適正検査と技能試験になるので
学科はないといって良いと思います。
ただ教習期間は3ヶ月なので
3ヶ月以内にこれらを終わらせなければなりません。
まとめますとトレーラーを運転するには
トラックの免許とけん引免許が必要です。
けん引免許単体では
意味をなさない免許になりますのでご注意を。
…
以上、
ご参考になれば幸いです。
…
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