トラックに必要な免許の分類と取得時間/大型・中型・小型トラック
2016/06/02
トラックに必要な免許の分類と取得時間
/大型・中型・小型トラック
大型・中型・小型トラックに
これから乗られる人に
分類基準を解説いたします!
車両重量や積載量の違いは。。。
それぞれの免許の違いは
警視庁の情報によると
下記のようになります。
大型免許(大型トラック等に必要)
【重さ】
最大積載量:6.5t以上
車両総重量:11t以上
【人数】
乗車定員:30人以上
【受講条件】
21歳以上
運転経験3年以上
※普通免許などの自動車運転免許を
取得していないと受講できません。
【教習時間】
普通免許取得
・学科教習→1時間
・実技教習→30時間
普通自動車免許(AT限定)
・学科教習→1時間
・実技教習→34時間
中型自動車免許
・学科教習→免除
・実技教習→14時間
中型免許(中型トラック等に必要)
【重さ】
最大積載量:3t以上~6.5t未満
車両総重量:5t以上~11t未満
【人数】
乗車定員:11人以上~29人未満
【受講条件】
20歳以上
運転経験2年以上
※普通免許などの自動車運転免許を
取得していないと受講できません。
【教習時間】
普通免許取得
・学科教習→1時間
・実技教習→15時間
普通自動車免許(AT限定)
・学科教習→1時間
・実技教習→19時間
小型トラック
小型トラックは普通自動車免許で
運転することができます。
よって下記の条件は
普通自動車免許と同じ条件です。
【重さ】
最大積載量:3t未満
車両総重量:5t未満
【人数】
乗車定員:10人未満
【受講条件】
18歳以上
【教習時間】
MT車
・学科教習→26時間
・実技教習→34時間
AT車
・学科教習→26時間
・実技教習→31時間
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基本は上記のようになります。
2015年に道路交通法の一部を
改正する法律案があがり、結果として
中型免許制度の改正が行われます。
それが「準中型免許」なるものが
新しくできまして、
2017年 (平成29年)6月17日までに
試行されます。
準中型免許
【重さ】
最大積載量:3.5t以上~7.5t未満
車両総重量:3t未満
【人数】
乗車定員:10人未満
【受講条件】
18歳以上
となっており、
まだ教習時間など不明です。
準中型免許は
運転免許の取得経験がなくても
18歳以上であれば
取得できるようになります。
インターネットが発達すると同時に
誰でもネット販売が気軽にできる
世の中になってきているため、
それに比例して運ぶ荷物の量も増加してきました。
運ぶ荷物の量が増えても
トラックを運転するドライバーが
不足していることから、
「準中型免許」をつくることによって
普通自動車と同様に
気軽に免許を取得できるので
ドライバー不足を解消できるかもしれない
と期待され制度を設けられたところも
ひとつの理由としてはあるようです。
この制度が実施されれば、
中型免許を社員に取得させていた企業は
負担が少なく済むようになったり、
その分の給料を社員に還元できたり
いろいろできることが増えると思いますので
今後の世の中の動向に注目ですね!