女性ドライバーが悩む、給与は良いけど改善してほしい2つの不満/なでしこドライバー・トラガール
女性ドライバーが悩む、給与は良いけど
改善してほしい2つの不満
/なでしこドライバー・トラガール
運転することを職業にしている
女性ドライバーが増えてきました!
これはすごくめでたいことなのですが、
やっぱりまだまだ払拭しきれない
男性社会に悩む女性の3つのこと…
目次
女性ドライバーって正直どうなの?
全体の雇用状況からみると、
まだまだ少ない比率になるのが現状ですが、
増加傾向にあるのは間違いありません。
タクシー業界では、
2013年時点で全体の「約2.3%」から
2015年以降は「約2.5%」になり、
1000人以上の女性ドライバーが増加しました。
運送業界、主にトラックを運転する
女性ドライバーは全体の「約2.4%」ですが、
全国トラック協会の
発表(2017年7月時点)によると、
女性ドライバーの雇用していると
答えた事業者は、全体の38.3%とのことです。
また、過去に女性ドライバーを
雇用したことのあると回答した事業者は
全体の32.8%だったことがわかりました。
逆に、女性ドライバーを雇用したことがない
との回答は全体の30%未満となりましたが、
今後雇用していきたいと考えている回答は、
なんと60%以上に上りました。
女性ドライバーを活躍する場・させたい場が
盛り上がりを見せていて
その女性ドライバーの働き方が注目されています。
…
給与体系は意外と不満なし?
女性ドライバーのお給料の制度は、
ひとむかし前ですと、
歩合給を基本とした給与体系が多かった。
そのため安月給のわりに
労働時間も長めなブラックな印象が強い
イメージが定着していました。
が、このご時世ですから、
●基本給
●時間外手当
という給与体系が一般的になり、
安定した環境になってきています。
トラック業界では、
上記の給与体系が半数以上を占め、
「固定給+歩合給+時間外手当」といった
給与体系も40%以上の数値になっていると
トラック協協から発表されています。
タクシー業界でも、
女性ドライバー専用のタクシーだと、
「月給○○以上は保証します!」といった
企業までありますので、
かなり働きやすくなっています。
一概には言えませんが、
20~30万円程度が一般的で、
普通にOLをやるよりは
数万円多くもらえることが多いです。
※地域性や労働時間帯などで差があります。
給与以外の不満とは、
環境(トイレや着替えスペース)
たまに整えられていないのが、
女性特有の環境やインフラ問題です。
具体的には
・女性用トイレが少ない(もしくは無い)
・着替えるスペース・設備がない
等が主に不便に感じる人が多いです。
男性社会が当たり前だった業界にとって、
まだまだ改善の予知がありそうですね。
ここの設備が整わないと、
ドライバー不足の解消はもちろんのこと、
女性ドライバーも増えにくい原因があると
推測できますね。
運転を始めてしまえば関係ありませんが、
一日のどこかではどうしても事務作業なども
あることが多いため、
この部分を気にしている女性ドライバーは
意外と多いですのが実情です。
逆にここが解消すれば、
おのずと女性ドライバーも増えると考えられます。
…
子育てやプライベートとの両立
正直この部分は企業によるのが本音です。
ドライバーという職業柄、
・タクシーは夜勤があたり前
・トラックはたくさん休めない。
という声が出てきます。
この問題に限っては本当に会社によるので、
5:00~14:00 のような企業もあり、
子育てしている女性ドライバーは、
いろいろな働き方ができるのも選択肢が広がり、
逆に魅力的な部分になるかもしれません。
トラック協会のデータでは、
近距離・中距離が全体の62%を占め、
「市内配送」の割合が半数以上というデータが発表されています。
そのため、運ぶ荷物は食料品・日用品で
60~70%の割合となっています。
このあたりが日勤として
働きやすい時間帯なのかもしれません。
宅急便系はかなり給料高めですが、
土日も関係ないので、
じっくり考えてみるのも手です。
このプライベートとの両立さえ
きちんと確立されれば、
事務作業が苦手な女性でも
「ドライバー」という選択肢が
転職の中に入ってきやすくなるはずです。
運転することがほとんどなので、
一度この業界に入ると、
同業界内ではかなり応用が利きます。
慣れれば「運転」という手に職がつくので、
これで一生食べていくこともできる
本来、魅力的な職業なのです。
この業界に入るきっかけ
他にいろいろな職業がある中で、
「どうしてドライバーなの?」
と思うかもしれませんが、
魅力的なメリットと理由はたくさんあります!
・・・
■運転が好き
・長時間運転しても楽しいから大丈夫!
・趣味がドライブ
という女性はドライバーになりたくて
この仕事を選んでいます。
■一人でいる気楽さがある
一人でいる時間が多いので人間関係に悩まず、
必要以上に気を遣わないところが魅力的です。
同僚や先輩後輩と良い距離感が保てて、
社内の空気がギスギスするといったこともなく
ある程度 自由かつ気楽とのことです。
■デスクワークが苦手(パソコンが苦手)
細かい作業が苦手で、
家にパソコンもないので・・・
みたいな理由もあるみたいです。
■かっこいいから
女性ドライバーってかっこいいですし、
子どもから憧れの的で見られたり、
結構評判も良いんですよ!
との理由もあります。
どちらかという「好き」という部類ですね。
・・・
これに加えて、
OLより給料が良いということであれば、
すごく魅力的な職業に間違いないですね!
…
今後、
女性ドライバーが増える可能性
タクシー業界では、国土交通省が旗を上げ、
”女性ドライバーの採用に向けた取り組みや、
子育て中の女性が働き続けることのできる
環境整備を行っているタクシー会社”を
「女性ドライバー応援企業」として
認定する制度も創設されています。
一方、トラック業界では、
女性ドライバーを増やすべく、
「トラガール促進プロジェクト」という
政策を2014年から立ち上げました。
トラック業界における
女性の活躍を促進していくため、
積極的な情報発信や、経営者に対する
働きかけなどを国土交通省が行っています。
国をあげてのプロジェクトなので、
今後ますます女性ドライバーは
増えていくでしょう!
…
他にもこんな声が…
女性を活躍させたい企業として、
雇う側の声としては、
やはり女性特有の環境を整えるのに、
費用がかかってしまうので、
現状は難しいといった会社も多くあります。
女性ドライバーがいることで、
・客観的にみて安心感がある印象になる
・企業のイメージアップ
・細やかな気配りや丁寧な運転
・コミュニケーション能力の向上
などの効果を見込める可能性があります。
女性ドライバーがいる!
ということで今後の女性ドライバーが
新入社員として入る可能性も上がりますよね。
女性目線でも先輩に女性がいる というだけで
運送業界に入りたい女性の
企業選びの選択肢に入りやすいです。
社内の雰囲気も変わりますし、
いろいろなメリットがあります。
こういう時代ですし、
インターネットの普及で
運ぶものが増えている世の勿ですから、
ドライバー不足が解消して、
もっと女性ドライバーが定着していくと良いですね。
以上、参考になれば幸いです。
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