冷凍・冷蔵車の特徴(軽トラック~大型)は?
2016/06/02
冷凍・冷蔵車の特徴(軽トラック~大型)は
皆様の生活では欠かすことの出来ない「食」を
影から支えるのが、この冷凍・冷蔵車です!
このトラックも普及率が高く、
よく見かけることのあるトラックですが、
そんな冷凍・冷蔵車の特徴は。。。
冷凍・冷蔵車の特徴
冷凍・冷蔵車はその名の通り、
荷台の箱を冷蔵・冷凍の機能を
それぞれ持っています。
ボディには冷却する装置と
断熱材が使用されているため、
特殊用途自動車の区分となります。
(通称8ナンバー)
荷台の室内を一定の温度に保って、
アイスクリームや鮮度を保たなければならない
食品を運送することが目的のトラックです。
また、食品を運ぶので衛生面にも
気を遣わなければならないため、
床を殺菌作用のあるステンレスにしたり、
荷下ろしの際、冷気が逃げないように
積み荷口にカーテンや
空気の壁をつくるエアカーテンがされていたり、
冷凍・冷蔵車を取り扱う会社によって
施されている工夫があります。
冷蔵車の種類(構造)
用途によってそれぞれ冷却の仕方が違います。
●機械式
サーモスタット(画像はこちら)という
冷却装置を使用することによって
希望の温度に設定できるのが特徴です。
常に一定能力で冷却できますが、
エンジンを停止すると動かなくなります。
クーラーと同じ原理です。
●蓄冷式
車両を使用していない時期に
室内の温度を冷凍板で冷却凍結させ下げておく
方式になります。
冷凍食品・生鮮食品やお弁当などを運ぶときに
使われることが多いです。
エンジンが停止しても冷却し続けますので
停車する回数が多い冷蔵・冷凍車向き。
逆に冷却容量があるので
短距離のみに使われることが多い。
●窒素式
希望の温度に設定できます。
液体窒素を使ったボンベが社内に装置として
設置されていて、液体窒素を噴出することで
社内を冷却させるタイプです。
温度を-40度にすることも可能で冷却能力が高く
冷凍マグロをはじめとする、
鮮度が重要な魚介類等を輸送するのに
使われることが多い車です。
液体窒素自体のコストが高いのが難点です。
構造の違いもありますが、
大きさの違いももちろんあり、
冷凍食品工場からの出荷や
漁船から市場までの大量搬入するための
大型冷蔵・冷凍車もあり
ウイング型の冷凍冷蔵車もあります。
(画像はこちら)
仕分け作業場から店舗までの配達を目的とする
中型・小型車もあります。
宅急便のクール便や冷凍便なんかにも
使われたりしますよね!
さらには個人規模の店や、
近距離配達用の軽トラック型まで
たくさんの仕様があります。
(画像はこちら)
意外とこんなに種類があるので
今度見かけたときは
よくよく調べてみては?