トラックの「高床」「全低床」「低床」とは/それぞれのメリットや特徴・ボデー
2016/10/17
トラックの「低床」「全低床」「高床」とは?/
それぞれのメリットデメリットや特徴は?
トラック車種やボデーによって
「低床」「全低床」「高床」等の種類が選べます。
これが何を示しているのかご説明しますと。。。
トラックの「低床」「全低床」「高床」って?
これらはトラックの種類によって違いますが、
単純に「地面から荷台床面までの高さ」に
それぞれ差があるので
その高さによって「低床」「全低床」「高床」と
呼び方が分かれます。
低床と高床の違いは
●タイヤの大きさが違う
●地面から荷台床面までの高さが違う
上記2点があげられます。
読んで字のごとくではありますが、
底床の方が地面から
荷台床面までの距離が近く、
高床の方が地面から
荷台床面までの高さが高い
ということです。
…
「低床」「全低床」「高床」の
それぞれの特徴は?
メリットやデメリットは?
■低床の特徴
低床・全低床・高床の中でも
低床は最もトラックの荷台が低いです。
超低床とも呼ばれたりします。
構造は 後輪タイヤのみ(ホイールを含む)を
小さくして荷台の高さを下げている
状態になります。
トップ画像と同じ状態です。
●メリット
地面から荷台までが低いので
荷物を積み降ろしが簡単です。
人力で荷物を運ばなければならない場合は
積荷にかかる負担を軽減できます。
●デメリット
タイヤが小さい分、
揺れや衝撃が伝わりやすいので
乗り心地が悪い場合がある。
また、2種類のタイヤを使用するので
スペアタイヤを2種類必要になります。
■高床の特徴
荷台の位置が高く設定されています。
リフトがついていることが多いのも特徴のです。
(画像はこちら)※トヨタ参照
●メリット
タイヤが低床と比べて大きく
振動が少ないので安定した走行ができるので
運送中の積荷やドライバーに対して優しい。
また、タイヤの回転回数も少ないので
タイヤの負担が減る
=メンテナンス等にかかるコストが
低床と比べて少ないところもメリットです。
●デメリット
地面から荷台床面までの距離が高いので
人力での荷物の積み降ろしは苦労します。
■全低床の特徴
全低床は、低床よりは荷台が高いですが
前輪と後輪 両方のタイヤを小さくして
車体全体を低く設定しています。
低床寄りではありますが、
高床のメリットもあるイメージです。
●メリット
前輪と後輪のタイヤのサイズが同じなので
低床より走行も安定しています。
また、運転席や助手席の高さも低くなるので
シートへの乗り降りが楽になります。
●デメリット
低床になれてしまうと
やはり荷台が少し高く感じる。
ディーラーなどの販売店で
完成車の価格や寸法を見る際に
参考になる資料としては「全低床」の仕様が
一番多く載せられていると思いますので、
よく見てみてください。
高床の寸法を求めている場合は
全低床の寸法で記載されていることが多いので
注意してくださいねー!
以上、参考になれば幸いです。