粉粒体運搬車(バルク車) 特徴や必要免許・資格は
2016/05/16
粉粒体運搬車(バルク車)の
特徴や必要免許・資格は
粉粒体運搬車は事業目的により、
粉粒体を運搬する特殊用途自動車の
一種になります。
いろいろな名称があり
「ホッパー車」「エア車」「バルク車」
「バルクローリー」など呼び方も様々です。
そんな粉粒体運搬車の…
粉粒体運搬車(バルク車)の特徴
粉粒体運搬車は、
セメントや炭酸カルシウム、
化学薬品などのあらゆる粉粒体を
運搬するためにつくられたトラックの一種で、
見た目はタンクローリーと
あまり変わりない姿をしていることから、
タンクローリーと混同して見られることも
少なくないです。
また、割合的に
LPGガスを運搬するバルク車が多いので、
LPガスを運搬するのに
特化しタンクローリーと
勘違いされることもあります。
(画像はこちら)
タンクの上部にある投入口(マンホール)から
投入された粉粒体を、
エアコンプレッサーによる
圧縮空気の働きで混合し、
パイプ中を流れやすく流動化し
運搬に適した状態にします。
また、粉粒体運搬車の中でも
様々な種類に分類されます。
粉粒体運搬車(バルク車) の種類
●エアスライド式
タンクの底にエアスライドキャンバス
というものが設置されており、
この布目からエアが
噴き出す構造になっている。
この構造により、粉粒体をエアで流動化させ、
タンクの中央部にある排出口に集め、
セメント・フライアッシュなどの
流動性の良い粉粒体を排出するのに
適した排出方式を指します。
※ダンプ併用式の画像はこちら
ダンプ構造のように
タンクを傾斜させることで
積荷の排出口のある後方に集めて
排出する方式です。
ダンプ装置の操作が必要になりますが、
残量も少なく、構造がシンプルゆえに
作業自体は簡単に行うことができます。
●飼料運搬車
養鶏や養豚に必要な飼料を
配合飼料を運搬するバルク車です。
サイロ(タンク)上部の投入口まで
スクリューコンベアを使って排出します。
タンクの形もさまざまな形状になっています。
必要免許
3t以上のLPガスを運搬するは
【移動監視者】にならないと運べません。
これをクリアするには
移動監視者講習を受講し、
その後の検定に合格するか
もしくは国家試験である
「高圧ガス製造保安責任者」を受験し
合格するかのどちらかになります。
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以上、参考になれば幸いです。