【キャブの種類について】ワイドキャブ・ハイルーフキャブ(ハイキャブ)
2016/06/02
【キャブの種類について】
ワイドキャブ・ハイキャブ(ハイルーフキャブ)
ドライバーが快適に運転する空間のキャブ。
その種類によってはトラックの用途に関わるので
選ぶ点では重要なポイントです。
キャブとは。。。
そもそもキャブってなに?
キャブとはキャビンとも呼ばれ
英語では「Cabin」と書き記し、
日本語にするとコックピットなどを示します。
運転席や助手席・操縦設備などがある空間に
あたる部分(客室)をトラック業界では
キャブやキャビンと呼んでいます。
キャブ付きシャシーとかは良く言われますよね。
そのキャビンは種類によって
形や広さ、設備などそれぞれ変わってきます。
最も一般的なものが標準キャブですが、
■ショートキャブ<側面>
■フルキャブ<側面>
■ダブルキャブ<側面>
■ハイキャブ(ハイルーフキャブ)<高さ>
■ワイドキャブ<幅>
など様々な種類が存在します。
今回はワイドキャブ・
ハイキャブ(ハイルーフキャブ)を
解説していきます。
キャブの種類
■ワイドキャブ
正面から見たときのキャブの幅が
通常よりも広くなっており、
ドライバーが快適に過ごせるように
配慮された作りになっています。
ワイドタイプにはメーカーによって
ショート・フルキャブの
どちらかのキャブタイプを選べる場合もあり
フルキャブであれば
より広いベッドスペースを確保できます。
(画像はこちら)内観
(画像はこちら)外観
●メリット
・荷物の数が多く積める
荷台の幅が広がるので最大積載量内で
収まる荷物の数であれば、
広がったスペース分は多く積むことが可能です。
・ドライバーの負担軽減
室内が広く ゆとりがある造りになっており、
ドライバーにかかるストレスが軽減できます。
●デメリット
・小回りが利かない
車両のサイズが大きくなるので
細い道や狭い道は運転しにくくなります。
・コストがかかる
通常幅よりはコストがかかります。
■ハイルーフキャブ(ハイキャブ)
キャブ内部の天井が高く造られており、
快適性が向上しています。
ドライバーの使い方によって
活用のしかたが様々ですが、
ハイルーフの部分にベッドスペースが
設けられている場合が大半です。
(画像はこちら)外観(運転席の上部分)
(画像はこちら)内観
(画像はこちら)ベッドスペース
●メリット
・ドライバーの疲労軽減
ベッドスペースがあれば長距離でも
ゆっくり休めるのがメリットです。
ベッドがないタイプでも
社内で人が立ち上がれる程度の高さの
スペースも確保できるので、
快適な空間が生まれます。
・荷物が多く積める
フルキャブのようにベッドスペース分の
積み込み量が減ることは嫌なので、
変わりに車高を伸ばして
そこにベッドスペースを設けたものが
ハイルーフキャブなのです。
積載スペース+ベッドスペースの両方を
確保したキャブタイプと言えます。
●デメリット
・コストがかかる
利便性が良いものは
その分コストが費かります。
なんでもそうですけど、
標準キャブ標準幅が価格的には一番安いです。
なのでワイド+ハイキャブとかは
コストもかかります。
その他のキャブタイプはこちら
※フルキャブ・ショートキャブ・ダブルキャブ
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以上、
ご参考になれば幸いです。
※各トラックメーカー参照
いすゞ自動車
日野自動車
三菱ふそうトラック・バス
UDとトックス