塵芥収集車の読み方は?(ゴミ収集車・パッカー車)必要な免許と種類や特徴について
2017/05/26
塵芥収集車の読み方は?
ゴミ収集車・パッカー車と呼ばれる働く車ですが
その必要な免許は?/種類や特徴について
「ゴミ収集車」や「パッカー車」と
呼ばれることが多いですね!
国土交通省の区分では特殊用と自動車になり、
「塵芥収集車(じんかいしゅうしゅうしゃ)」
「塵芥車(じんかいしゃ)」と呼ばれてます。
このトラックは…
目次
ゴミ収集車・パッカー車の特徴
普段、何げなく見かける働く車ですが
一番の特徴はゴミを荷台の後方に放り投げて
ゴミ自体を小さく圧縮し
回収してくれるトラックです。
専門的には「パッカー車」と呼ばれています。
今は「じんかい収集車」「じんかい車」
と呼ぶ人は難しいので
ほとんどいませんね( ̄▽ ̄;)
一般的に皆様の見るゴミ収集車は
2tトラックをベースに作られるますが、
内部のゴミを圧縮する機械設備の重量が
重いため、実際は1t~1.5t程度の
積載量といわれています。
これは45リットルのゴミ袋が
およそ900個分相当になります。
もちろんパンパンに膨らんだゴミ袋を
900個もゴミ収集車1台に
そのままの状態では入れられですが、
圧縮すれば入れられるので、
いかに圧縮する力が強いかがわかりますね!
なので、
1つ間違えて人が入ってしまうと大変危険で、
悲惨な事故につながる事例もあります。
中には家庭用家具程度でしたら
簡単に潰してしまう力を持った
ゴミ収集車もあります。
また、スプレー缶等ガス抜きをせずに
潰したときに爆発してしまう
可能性もありますので
注意をしなければなりません。
生活に欠かせない車なだけに
安全には十分配慮しないとですね。
ゴミ収集車にはゴミの排出に
2種類のタイプがあります!
ゴミ収集車にはゴミを排出する違いがあり、
・後方に傾けて排出するタイプ
・装置により内部から外にゴミを押し出して排出するタイプ
上記2種類のタイプがあります。
◆後方に傾けて排出するタイプ◆
ゴミを取り出すときにダンプのように
荷台を後方に傾けてゴミを滑らせながら
排出していくタイプになります。
◆装置により内部から外にゴミを押し出して排出するタイプ◆
内側から外側に向かって押し出される板(壁)が
装置として荷台内部に組み込まれており、
それがスライドしてゴミを排出するタイプになります。
(後者の画像はこちら)
ゲームセンターのメダルゲームを
イメージしてもらうと
わかりやすいかもしれません(゜_゜>)
…
ゴミ収集車・パッカー車の種類
ゴミ収集車の回収構造には
いくつか種類があります。
…
●回転板式
最も主流なゴミ収集車です。
ゴミを入れるゲートに回転板があり、
回転してゴミを引き込みながら
内部にある圧縮板でゴミを小さくまとめて
たくさんのゴミを貯蔵していく方式です。
…
●プレス式(圧縮板式)
タンク内部で
ゴミを板とタンク底部の2つの工程で
圧縮する機能があり、
ゴミを潰す力が非常に強いゴミ収集車です。
(画像はこちら)
一般ごみは当たり前ながら、冷蔵庫や棚など、
その他家庭用家具も簡単に潰してしまいます。
…
●荷台回転式(ロータリー式)
荷台内部に円形のドラムを搭載しており、
そのドラムを回転させ荷物を巻き込み圧縮して
積み込んでいくタイプのゴミ収集車です。
(画像はこちら)
汚水が飛び散らない等メリットがありますが、
積載能力が上記の2つよりは劣るので
現在ではあまり見かけなくなりました。
分別する人も増えましたが、
現代では新しいものが増えた分、
ゴミもどんどん増えてきていますので、
やっぱりどれぐらい多くのゴミを積み込めるか
のほうがニーズに合っているんでしょうね。
…
ゴミ収集車・パッカー車の
必要な免許・資格
基本的にはトラックの免許で運転できます!
重量5t未満、
積載量3t未満、定員10名以下
→普通免許重量5~11t、
積載量3~6.5t、定員11~29名
→中型免許重量11t以上、
積載量6.5t以上、定員30名以上
→大型免許
現在は2tトラックがベースの
ゴミ収集車が多いのでマニュアルです。
2017年3月11日までに
普通免許を取得している人でしたら、
その普通免許で走行できます。
2017年3月12日以降に
普通免許を取得した人は、
準新型免許制度が始まったことにより、
普通免許では乗れなくなりました。
その分、準中型免許を取得することで、
中型免許を取得しなくても
2t車でしたら乗ることができます。
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以上、
ご参考になれば幸いです。