田舎の方が交通事故で死亡する確率が高い傾向に!都会と地方の交通状況の差とトラックによる死亡事故の違い
田舎の方が交通事故で死亡する確率が
意外と高い傾向に!
都会と地方の交通状況の差と
トラックによる死亡事故の違い
都会と地方の交通状況では
いろいろな違いがあり、
道路の構造や土地柄などで…
都会と地方での交通状況の違い
都会と地方では道路の構造や土地柄などで
交通状況が違います。
これらの内容から地方の方が
トラックによる死亡事故に遭遇する確率が
多いことがわかりましたので
都会と地方の交通状況の差と
その内容をまとめました。
交通量から見た違い
各都道府県で
平日の12時間の間に
何台の車がどれだけの距離を走ったかの
ランキングを表しています。
(単位:台/12h)
これらは3輪以上の数値になり、
2輪車は除いた数値になります。
交通量が多い都道府県トップ5
1・・・大阪府(17,589 台/12h)
2・・・東京都(17,048 台/12h)
3・・・神奈川県(16,063 台/12h)
4・・・埼玉県(12,491 台/12h)
5・・・愛知県(10,903 台/12h)
………….
交通量の少ない都道府県トップ5
1・・・島根県(2,952 台/12h)
2・・・北海道(3,060 台/12h)
3・・・高知県(3,084 台/12h)
4・・・青森県(3,749 台/12h)
5・・・岩手県(3,869 台/12h)
交通量が一番多い「大阪府」は
交通量が一番少ない「島根県」の
面積の3倍も小さいのに交通量は約6倍も多い
という結果となっています。
※総務省統計局(e-Spat)
…2016年度発表データ参照
…(統計時期じゃ2010年)
信号の量から見た違い
……
信号が多い都道府県トップ5
1・・・東京都(15,730基)
2・・・愛知県(13,322基)
3・・・北海道(13,053基)
4・・・大阪府(12,290基)
5・・・埼玉県(10,295基)
信号が少ない都道府県トップ5
1・・・鳥取県(1,287基)
2・・・島根県(1,408基)
3・・・高知県(1,503基)
4・・・徳島県(1,590基)
5・・・佐賀県(1,597基)
【都会>地方】という構図になり、
交通量に比例して信号も少なくなります。
ちなみに全国の平均信号機数は
「4,405基」となり、
平均値に一番近い都道府県は
「栃木県」の4,440基となっています。
※数値自体は2014年参照
おもしろいことに日本は
世界で一番 信号機が多い国で、
海外の人達からすると
これだけ信号が多い国は珍しいそうです。
平成27年度に起きた
死亡事故件数ランキング
トラックの都道府県別
死亡事故ランキング
1・・・大阪府(28件)
2・・・東京都(25件)
3・・・神奈川(19件)
4・・・静岡県(15件)
5・・・埼玉県(14件)
……
1万人あたりに換算したときの
死亡事故の割合ランキング
1・・・山梨県(6.8人)
2・・・京都府(5.5人)
3・・・和歌山県(5.4人)
4・・・岡山県(5.3人)
5・・・奈良県(4.9人)
意外と危ない
地方の死亡率の高さ
上記のランキングをみてただくと
1万人での割合では
死亡事故の発生件数の分母は少ないですが、
死亡事故に遭遇する可能性は
山梨県が1位になるという
不思議なランキングになっています。
山梨県の交通量は
「5,560 台/12h」となっていて、
平成27年度の死亡事故件数は
「3件」となっています。
これは東京・大阪に比べると
交通量は3倍少なく、
死亡事故件数は8~9倍も少ないです。
この結果を見ると
都会の方に必然的に交通量が多く
それにともなって死亡事故件数も
多くなる傾向にありますが、
トラックの死亡事故に遭遇する確率は
必ずしも事故件数に比例しない
ということにわかります。
地方は信号機も少ない傾向にあるので、
こまめに停車したり、
スピードを落とす機会が
少なくなることが考えられます。
地方は事故件数が少なくても
事故に遭えば死亡してしまうような
重大事故につながるおそれがある
ランキングといっても過言ですね。
率に換算すると死亡率は地方の方が
意外と多かったりする理由は
こういったところありそうですね。
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以上、
参考になれば幸いです。
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