【CNG車とは】ディーゼル燃料と何が違うの？比較したメリットや価格差・特徴も
2016/06/02
【CNG車とは】
ディーゼル燃料と何が違うの？
比較したメリット･デメリットや特徴は？
CNGとは「Compressed Natural Gas」の略で
圧縮した天然ガスのことを示します。
そもそもCNG車とは？
なぜCNGがトラック(CNG車)に
使用されているのか、
メリット･デメリットを解説致します。
目次
CNG車ってなに？
そもそもCNG車とは
通常のトラックは
ディーゼル(軽油)を燃料として走行します。
が、CNG車は圧縮天然ガスを燃料として
走行する車です。
ディーゼルやガソリンのように
液体ではなく気体になり、
CNG用のタンクが備えられています。
（画像はこちら）
※いすゞ自動車 参照
ディーゼルの代替エネルギーとして
期待がされています。
天然ガス対応のガソリンスタンドがあり、
ガソリンやディーゼル同様、
数分で簡単に補給できます。
これから石油に変わるエネルギー車として
今後の注目を集めています。
特徴
CNG車のメリットは通常の車と違い
排気ガスがクリーンな点です。
黒煙が発生しないというのも特徴ですが、
人体に有害な物質の
PM(微粒子状物質)やNOx(窒素酸化物)も
大幅に低減されています。
環境性能が高く、地球に優しい車です。
また、大規模災害の際など、
価格変動に影響を及ぼす出来事に対しては
CNG燃料は比較的 緩やかな変動で、
急な価格の高騰などのリスクが
ディーゼルやガソリンと比べると少ないのも
特徴の一つです。
最近ではどの燃料も
少しずつ上がっているようですが…
CNG車のメリット
■ランニングコストが安い
ディーゼルやガソリンと比較すると
ランニングコストは
およそ60～80％程度になると言われています。
ディーゼルやガソリンのように
液体ではないので
リッター数では表せませんが、
1ｋｍあたりの走行距離で消費する
燃料の違いで下記の画像にて算出しています。
また、燃料のランニングコストを考慮した上で
補助金制度や税制優遇を加えると
年間３,６万ｋｍ走行する場合には、
１台あたり約３０万円程度の経費削減を
実現できるという試算もあります。
■排気ガスがクリーンに
特徴のところでも記載していましたが、
その効果は絶大です。
割合で言うと、
●黒煙 ･･･ 100％ 削減
●NOx(窒素酸化物) ･･･ 60～70％ 削減
●CO2(二酸化炭素) ･･･ 20～30％ 削減
●SOx(硫黄酸化物) ･･･ 100％ 削減
となっており、
人体に有害な物質の低減に貢献しています。
CNG車のデメリット
■燃料の補給場所が少ない
これが一番のデメリットでしょうね。
通常のガソリンスタンドのように
何カ所もあるというわけではなく、
CNGが補給できる「エコ･ステーション」や
専用の場所が必要になります。
※画像はこちら
場合によっては
遠方になることもありますので
行きつけの場所を確保しておくことが
必要かもしれませんね！
■故障時の修理取扱店が少ない
CNG車をメンテナンスするには
特別な講習を受けないとならないため、
その講習を受けた整備技師（メカニック）が
在籍しているお店を探すのが
割と大変かもしれません。。。
最先端の技術を扱うのことは
快適 且つメリットもありますが、
反面こうしたデメリットもありますね。
■購入コストが高い
ランニングコストが安いのがメリットですが、
やはりイニシャルコストは高いですね！
もちろん仕様によって違いはありますが、
「いすゞ」の大型トラック「ギガ」で
比較してみると
●ディーゼル車
税抜・・・￥21,682,000
税込・・・￥23,416,560
●CNG車
税抜・・・￥25,397,000
税込・・・￥27,428,760
これはほとんど似た仕様になっていますので
機能面でも使用するエネルギー以外は
あまり差はありません。
あとは何年乗るかということですね！
良い点･悪い点も一長一短！
非常に便利な点もあれば、
悪い点がどうしても譲れないところといった
声もあるようです。
メンテナンスやCNG補給の点についても
増えてはきていますが、
まだまだインフラ設備が整っていないのが
現状ではあるようです。
事業の体質やルートの体制によって導入すれば
メリットを最大限活かせるように
環境を整えられるかもしれません。
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以上、参考になれば幸いです。